内科・呼吸器内科・皮フ科・麻酔科(ペインクリニック内科)・リハビリテーション科松田クリニック

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コラムcolumn

2022.10.8

尋常性疣贅(いぼ)の話

尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい:いぼ)は、パピロマウイルス(人いぼウイルス)が小さな傷から皮膚に入って増えたもので、良性です。みずいぼのウイルスとは違うウイルスで、みずいぼほどは人にうつりません。(手や足の裏など傷つく場所に出来やすい。) たこやうおの眼(鶏眼)と間違えて削ったり、スピール膏を貼ったりするとますます大きくなり数が増えますので、注意が必要です。 治療は液体窒素で冷たくする治療で、少し痛いですが頑張って1週間位で通院される事をお勧めします。治るまでには個人差や出来た場所にもよりますが、子供の方が大人より治りやすいようです。また踵など皮膚の厚い場所に出来た場合は、治り難い傾向があります。黒くなったり、水泡になったり、かさぶたになり自然にとれますので、いじらないで下さい。数が多い場合や、液体窒素による反応が少ない場合は、ヨクイニン(はと麦)は、ある程度、尋常性疣贅には効果がある事が認められています。早期に正しい治療をすれば早く治りますので、皮膚科医にご相談ください。