内科・呼吸器内科・皮フ科・麻酔科(ペインクリニック内科)・リハビリテーション科松田クリニック

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コラムcolumn

2022.4.13

鍼(はり)、マッサージについて

今回は、鍼(ハリ)、マッサージに関して患者さんからよく受ける質問について、当院の鍼・マッサージ師がお答え致します。 Q1 鍼(ハリ)は痛いですか? A1 「鍼(ハリ)」と言うと縫い針や注射針をイメージされる方が多いと思います。しかし、当院で使用する鍼はほぼ髪の毛の太さと同じですので、体内へ入る時の痛みはほとんどありません。なお、当院では衛生上使い捨ての鍼を使用していますので、感染症(エイズ、ウイルス肝炎など)の心配はありません。 Q2 鍼、マッサージはどんな病気や症状に効きますか? A2 鍼、マッサージによって軽快、軽減効果が考えられる疾患や症状として、神経痛、神経麻痺、脳卒中の後遺症、片頭痛、緊張性頭痛、関節痛、首・肩のこり、むち打ち症、五十肩、腰痛、腱鞘炎、冷え性、更年期障害、疲労回復などがあります。 Q3 鍼、マッサージにはどんな効果がありますか? A3 鍼、マッサージの効果は、痛みの軽減、感覚異常・麻痺の軽減、血行促進、自律神経(活動的な神経と落ち着こうとする神経)の調節などです。さらに、鍼には熱、赤み、腫れ、機能障害の出現する「炎症」の抑制、白血球(細菌や異物が体内に侵入したとき、それらを取り込んで分解、消化したりする大切な血球成分の1つ)の増加といった効果があります。 Q4 鍼とマッサージのどちらの方が効きますか? A4 患者さん個人個人による鍼、マッサージの好き嫌い、合う合わないなどによって効果の違いは出てきます。しかし、より効果が期待できるのは「鍼」であると思います。なぜなら、鍼はある程度の深さまで刺激を与えられるのに対し、マッサージではどうしても浅い部分への刺激に限られてしまうからです。ですが、リラックスして頂くという点でマッサージは優れた効果を発揮します。 その他、気になる事があればお気軽に来院して頂き、鍼・マッサージ師にご相談下さい(鍼、灸、マッサージの国家資格を持っております。但し、当院では灸は行っておりません)。鍼、マッサージを自己管理の手段としてうまく利用して頂ければと思います。