内科・呼吸器内科・皮フ科・麻酔科(ペインクリニック内科)・リハビリテーション科松田クリニック

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コラムcolumn

2023.11.18

ステロイド外用剤について

皮膚科の外来診療で良く使用されているのがステロイド外用剤ですが、ステロイド外用剤が皮膚に蓄積する可能性を始め、いろいろな副作用が現れるのではないかと心配される方がいらっしゃいます。もし、ステロイド外用剤が塗布するごとに皮膚に蓄積するのであれば使用を中止してもしばらくは効果が持続するはずです。しかし、実際はこの薬を突然中止することで症状が悪化してしまう事実からも、皮膚に蓄積していないことが判ります。ただ、強いステロイド外用剤を吸収のよい顔面やお年寄りの皮膚に長期間使用すると血管が浮いてきたり、皮膚が薄くなったりすることはあります 。ただし、適度な強さのステロイド外用剤を適切な期間使用するにあたっては全く問題はありません。塗布する際は自分勝手な判断はせず必ず皮膚科を受診されて、適切な塗布の仕方を理解されるとよいでしょう。