蒸し暑い日が続いておりますが、この時期に気になる皮膚病に水虫があります。水虫は白癬菌(はくせんきん)というカビの一種で起こる病気です。
一口に水虫と言いますが、ジクジクするものからカサカサするものまでさまざまで、一見水虫らしくないタイプもあります。自己判断で市販薬をつけて、かぶれや皮膚炎を伴ってしまう事もあります。
本当に水虫かどうか、顕微鏡で白癬菌の有無を調べることが先決です。決して恥ずかしい事ではありませんので、怪しい時は早めに皮膚科医を受診されるようお勧めします。
治療としては、抗真菌薬の塗り薬が主体となりますが、症状や場所により(例えば爪や足の裏など)飲み薬を併用したり、液体薬を使う事もあります。
水虫は一生治らない病気ではありませんが、短期間で治る病気でもありません。
根気よい治療と足のケアが必要です。患者さん自身が治したいという気持ちを持ち続ける事が完治の決め手になります。詳しくはお近くの皮膚科医に御相談下さい。