タバコは、肺を含め色々な癌を起こし、心筋梗塞や肺気腫症など心肺疾患の頻度を増やします。皆さんも少しはご存知でしょう。でも、いざ禁煙となると難しいですね。それは、
ニコチン依存症になっているからです。禁煙すると吸いたくてたまらない、イライラする、頭痛や眠気が出るなど禁断症状がつらいのです 。ところが、禁煙を助ける有力な手段があります。
ニコチンを含んだガムや皮膚に貼るテープを使う方法です。タバコによらずニコチンを体に吸収して、ニコチンの血中濃度をある程度保つので禁断症状が軽くなるのです。徐々に吸収量を減らし、ニコチンが無くても良い状態へ慣らして行くのですが、この方法での禁煙成功率は、ガム、テープいずれも約50%という研究結果があります。問題は、保険が利かないのでお金が掛かる点です。テープですと8週間の禁煙コースで2~3万円します。ガムは1個120円で、人によって使う量が違いますが、月に2万円位です。でも禁煙できればその後のタバコ代は浮きますし、何より“健康”を手に入れられるのですから試す価値はあると思いませんか。