内科・呼吸器内科・皮フ科・麻酔科(ペインクリニック内科)・リハビリテーション科松田クリニック

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コラムcolumn

2024.7.29

日焼け止めについて

日差しが強い毎日が続きます。日焼け止めはきちんと使っていらっしゃいますでしょうか? 近年環境汚染によるオゾン層破壊により紫外線の照射量が増加しており、これが身体に悪影響を及ぼすことが解ってきました。 紫外線はUV-A,UV-B,UV-Cに分かれますが、地上に到達するのがUV-A、UV-Bです。 UV-Aは一時的に肌の黒化を起こし、光老化に関係します。地表に届くのはこのUV-Aの方が多いので長年紫外線を浴びるとたるみ、しわ、しみなどの光老化となります。UV-Bは短時間で皮膚に赤み、炎症を起こし、浴びると皮膚がんの発生が高くなることも解っています。 一般的に日焼け止めのSPFはUV-B防止の指数で、PAはUV-A防止の指数です。 昔は今ほど積極的な紫外線対策はなされていませんでした。今日では、オゾン層の破壊、長寿化に伴い紫外線を浴びる量と時間が多くなりましたので、日焼け止めは積極的に使用したほうが良いと思われます。最近は高SPF値の製品も多く出てきましたが、このSPF値に頼ることよりも、日焼け止めを2~3時間に1度は塗り直すこが大切です。さらに、顔だけではなく日光があたる手の甲や首筋、腕などにも塗ることが大切です。遮断効果が高い製品を使うことによる悪影響はありません。 尚、アトピー性皮膚炎や皮膚の弱い方では、紫外線吸収剤がまれに光アレルギーを起こすことがあるので、紫外線吸収剤無配合(ノンケミカル処方)の製品が適しています。