内科・呼吸器内科・皮フ科・麻酔科(ペインクリニック内科)・リハビリテーション科松田クリニック

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呼吸器内科respiratory

呼吸器内科とは

かぜ症候群、気管支喘息、肺気腫、慢性気管支炎、
気管支拡張症、睡眠時無呼吸症候群、慢性呼吸不全などの
診断・治療を行います。
次のような症状がある方はお早めにご相談下さい。

主な症状
  • 熱っぽい
  • 頭痛
  • めまい
  • のどの痛み

かぜ症候群

鼻やのどの粘膜が感染を起こして炎症している状態です。主な症状は、咳、鼻水、鼻づまり、のどの痛み、発熱です。9割以上はウイルスの感染によって起こっています。風邪と思われる症状が起こった場合には、熱だけでなく他の症状も含めた変化を観察して、受診時に経過を医師にお伝えください。
症状が軽減したからと無理をしてしまうと気管支炎や肺炎に進行してしまう場合がありますので、きちんと完治が確認されるまで通院するようにしてください。
インフルエンザ
インフルエンザの予防接種は、例年10月1日からはじまり、翌年1月31日まで行っています。
※数に限りがありシーズン途中で終了する場合がありますので、接種をご希望の方はお早めにご来院ください。
また、インフルエンザについては予約は行なっておりませんので、直接ご来院ください。
風邪と
インフルエンザの違い
風邪

健康な方でも1年間に数回程度かかるとされています。主な症状は、のどの痛み、鼻水、咳などですが、発熱、頭痛、食欲不振などを起こすこともあります。

インフルエンザ

インフルエンザウイルスに感染して発症します。風邪に比べると、急激に発症し、症状も重いことが特徴になっています。感染力が強いため、流行しはじめると年齢などを問わず幅広い方に短期間で感染が広がってしまいます。
感染すると1~5日の潜伏期間のあと、高熱(38℃以上)、悪寒、関節痛や筋肉痛、倦怠感といった全身症状が3~7日間程度続いて治癒に向かいます。咳、痰、呼吸困難、腹痛、下痢なども起こることがあります。
気管支炎や肺炎を合併することも珍しくありませんし、脳炎や心不全を起こすこともあるため、早めに適切な治療を受け、経過をしっかり確認することが重要です。

お年寄りの
インフルエンザ
毎年冬に流行るインフルエンザ。このウイルスが恐いのは、特に高齢者で肺炎を合併し易く、それによる死亡例が多いことです。現在、インフルエンザに対する最も確実な手段は、ワクチンによる予防です。その有効率は、高齢者の場合、インフルエンザや肺炎による入院を50~60%減少させ、死亡率では80%減少させると言います(米国のデータ)。毎年、流行ウイルス型を予測してワクチンを作るのですが、最近の的中率は約90%です。さて、接種の回数ですが、高齢者を含む成人では過去にインフルエンザに罹ったことのある人がほとんどですので、1回の接種で感染予防に必要な免疫ができます。これは、日本のワクチンで調べられています。また、高齢者のワクチン有効性を示した欧米の大規模研究は、皆1回打ちです。従って、成人では1回打ちで良いと考えます。厚生省も平成12年より、13歳以上の人には、1回打ちを認めました。ご高齢の方には、インフルエンザワクチン接種をお勧めします。

気管支喘息

発作がないと喘息は治ってしまったように思われるかもしれませんが、喘息の原因となる気管支の炎症は続いています。炎症が続けばいずれ気管支の構造が変化し、呼吸機能の低下が固着して、発作が起こり易くなります。したがって、日頃から炎症をおさえる治療(予防薬)をおこなうことが大切です。その治療の中心がステロイドの吸入薬です。ステロイドは長期服用すると様々な副作用を起こすことが知られていますが、吸入で用いる場合は副作用も少なく安全です。喘息の重症度に応じて気管支拡張薬とよばれる吸入薬や内服薬を追加することもあります。アレルギーの原因物質が判っている場合は、できるだけそれを避けることも大切です。喫煙は喘息を悪化させやすく、薬の効果を低下させるので禁煙しましょう。いったん、発作が起こったら即効性のある発作治療薬を吸入します。何度か繰り返し吸入してもすぐに発作がでるようなら、速やかに病院を受診してください。
気管支喘息の治療
呼吸器内科専門医による
気管支喘息治療

呼吸器内科専門医は、気管支喘息を有する患者に対して専門的かつ正確な診断・治療を行なうことのできるます。

慢性閉塞性肺疾患(COPD)

慢性閉塞性肺疾患(COPD)とは、以前には慢性気管支炎や肺気腫と呼ばれてきた病気の総称です。
長年の喫煙習慣による肺の炎症性疾患であり、長期喫煙歴のある中高年に発症する肺の生活習慣病と呼ばれています。

慢性のせきと痰が続くこと、労作時の呼吸困難が徐々に進行することが特徴的な症状です。
慢性気管支炎
慢性気管支炎とは、気管や気管支が慢性的に炎症を起こして咳や痰が出る病気です。原因不明の咳や痰が1年のうち3か月以上持続し、それが2年以上続いている場合、そして他の病気によるものでないときに慢性気管支炎の診断がなされます。
肺気腫
慢性の咳や痰、動いた時(特に階段や坂道)の息切れです。初期は「寒くなってから咳や痰が続いている」「風邪のあとの咳と痰がなかなか治らない」「喘鳴(ぜんめい)や息切れがする」などが出現します。病気の進行とともに息切れがひどくなり、肺のガス交換の効率が低下して身体に必要な酸素を十分に供給できなくなり、最後には呼吸不全に陥ることもあります。また、肺だけでなく心臓にも負担がかかり、骨格筋の機能障害や栄養障害など全身に症状が及んでくると、日常生活に大きな支障をきたすようになります。

気管支拡張症

気管支拡張症とは、気道の壁が傷ついて気管支が拡張し、元に戻らない状態です。気管支は喉頭から肺まで続く空気の通り道で、気管が左右の肺に枝分かれしてからの部分を指します。

気管支拡張症の原因としては、重度の呼吸器感染症や繰り返す呼吸器感染症、嚢胞性線維症、免疫異常などが挙げられます。また、副鼻腔炎や幼少期に気管支肺感染症を繰り返していた人なども発症しやすいといわれています。

慢性呼吸不全

慢性呼吸不全とは、呼吸機能が十分に働かず、体内の酸素が不足している状態を指します。動脈血中の酸素分圧が60mmHg以下になることを呼吸不全と定義し、それが1か月以上続く状態を慢性呼吸不全といいます。

主な症状は息切れや疲労感などですが、原因となる病気によって異なります。軽症の場合は坂道や階段でのみ息切れを自覚しますが、重症になると身の回りのことをするだけで息切れを感じて、日常生活が困難になります。また、高二酸化炭素血症が進行すると、頭痛や血圧上昇、羽ばたき振戦、意識レベルの低下などがみられることもあります。
慢性呼吸不全の在宅医療
慢性呼吸不全の在宅医療には、在宅酸素療法(HOT)、換気補助療法、呼吸リハビリテーションなどがあります。
在宅酸素療法

自宅に設置した酸素濃縮装置から鼻カニュラや酸素マスクを装着して酸素を吸入し、動脈血の酸素分圧を保つ治療法です。大気中の酸素濃度は約20%ですが、慢性呼吸不全の患者ではこの濃度では十分に血液中の酸素を高めることができなくなるため、濃い酸素を吸入することで対応します。在宅酸素療法は、慢性閉塞性肺疾患や肺結核後遺症、間質性肺炎などの基礎疾患の患者が受けることがあり、生命予後が改善されることがわかっています。

換気補助療法

低酸素血症に加えて高二酸化炭素血症が問題となっている場合に用いられます。酸素吸入だけでは状態が改善しないため、人工呼吸器などを用いて呼吸を補助する必要があります。

呼吸リハビリテーション

呼吸器の病気で引き起こされる息切れや咳、痰などの症状を緩和し、日常生活に支障をきたす悪循環を断ち切ることを目的とした治療法です。